【マリノスVS浦和レッズ】
2008年最終戦。今年のリーグ戦はこのチームに始まり、このチームに終わります。
コミーの劇的ゴールに「一瞬」1年分の夢を見てしまったのですが…それはやっぱり夢でした!でも、最後の試合は落としてはいけません。この試合は元旦へのウォーミングアップなのですから!!
レッズはレッズで良くない流れを抱えていて、チームも会場内のサポもあまり雰囲気は良くありません。去年のウチがそうだったようにひとつの不信がたくさんの
不信、不振、腐心を呼んでしまうのです。
決してウチのチームがいいわけではありません。監督がダメでも、成績がダメでも…サポ・ファンは選手を見捨てません。ダメな時にはブーイングを、たとえ結果が付いてこなくても頑張ったときには拍手を、不甲斐ないプレーにはブーイングと叱咤を。そんなふうにこの2年を過ごしてきています。
勝てなくなる苦しみや使われないもどかしさ…まだまだ抱えるものは沢山ありますが、この青と赤の一戦は手抜きはできません!ガッツリ行きましょう。
リーグ戦 最後のスタメン
哲
勇蔵 松 佑二
隼磨 河合 アーリア コミー
学 兵藤
坂田
sub
飯倉、クナン、裕介、小椋、宏太、ジロー、オオシ
開幕と比べ、4バックが3バックになり、2トップが1トップになり、スタメンから外国人が消え、自力でスタメンを勝ち取った者もいます。
この試合は盛りだくさん過ぎていつも以上に長くなるのを止めるにはこの方法しかありません。
得点シーンだけを振り返るっ!1点目 兵藤PK。ペナルティエリア内に入ったら何が何でもシュートを打たなくてはいけない…そんなことがなかなか身につかなかったチームですが、最近で一番苦労したのは兵藤でしょう。打てども打てどもバーやらセーブやらにあい、ときにはあさっての方向に行ってしまう。この時はうまくPKを取りました。
でも!そんな時に肝心のキッカーがいない…若手衆はほんの少し迷います。こんな時に我先に!ってデカイこと言ってしまう若いのが出てこないのが少し寂しくもありますが、遠慮がちな彼等に
松田先生はすかさず「おまえらで蹴れ!(聞こえませんでしたがたぶん「兵藤いけ!」って言ったと)」
とこちらを頼るなとばかりに身振りで促しました。
あんなに頼りなく思った兵藤ですが、日に日に成長してますね。来年、ここのポジション争いは熾烈です。さらなる飛躍を!
2点目、5点目。河合!不意をついたミドルシュート、空気の読めなかった鋭角シュート。今年のウチが一番苦しめられたパターン…キックオフ直後のもたつきで失点。それを逆にやってのけた一瞬でした。
ミドルはかつては良治(上野)さんのオハコでした。この数年、混乱やCKからのトリックプレーでペナルティーエリア外からのミドルがぐんと減っていたのですけど、このシュートはとどめの一撃に匹敵するいいシュートでした。
とんでしまいますが5点目。ジローとの!(笑)ワンツーから右へ張り出しGKと1対1。でもかなり角度がなく、さらにオオシを含めて3人ぐらい詰めてきていて、どうみてもパス選択がベスト…と思ったのにシュートしちゃった(苦笑)ポストをかすめ入ったゴール。いや~ど真ん中にオオシが詰めてるのに、空気読めてないなぁ。。。(苦笑)
でも今年、河合はキャプテンに就任したものの、合宿直後から腰痛などで開幕は飾れず。苦しい1年だったと思います。最後に快心の2発!おめでとう。
3点目、4点目。コミー!!
開幕での一撃で華々しいデビューを飾り、その後の紆余曲折…がんばりました。この数試合、スタメンを外されたり、ベンチを温めて終わったり、途中出場したり、右サイドやったり…苦しいこともあったと思うけど、でもそれを上回る活躍も沢山ありました。松にも練習から試合中まで怒鳴られたり、お呼び出しくらったり(笑)でも左サイドを駆け上がる姿は本当に頼もしくなりました。
小宮山ゾーンを確立した?この2発。3点目は学のパスにいい形で反応し、DFをかわして右隅にシュート。10月ぐらいから元気が無く、千葉戦でのってきた!と思った後半(得点後)に交代。正直もう少し見たかったなと思っていたのですが、思い切りの良さはキープしてましたね。
そして4点目。これまた左サイドにいたジローからパスを受けてドリブル&シュート。相手DFの寄せも少なく余裕を持ってコースを狙ってましたね。また右上隅にゴール!
左サイドに小宮山アリと言われる日を目指して頑張ってもらいたいです。本当は裕介との左サイドコンビっていうのが私の希望ですがね。
そして、大トリ6点目。大島秀夫ギックリ腰からホーム最終戦は出場出来ずでした。たった1週間で治っているとは思えないのだけど途中出場。久々にオオシの献身的なポストプレーや、反転シュートを見ました。来年いないかと思うと切ない…。
出てきてからの大半のコールは大島コールで、誰もがオオシの得点を願ってました。上げるボールは全部オオシへ!!それが結実…コミー→ジローとつながったボールはDF2人をふりほどいたオオシに丁寧に丁寧に上げられました。
誰がアシストしてもいい、そう思っていたけれどまさか、まさか、大の仲良し・ジローとなるとは(感涙)あまりに劇的すぎて涙もんでした(思い出しても泣ける…)
…あと1年。あと1年でいいからオオシを残してほしかった。そう思えるプレーの連続。この数年で来たどんな外国人よりもチームにフィットして、身体を張ってきたじゃないか!と思うのは私だけではないはず。
ありがとう、オオシ。共に元旦、国立まで!!
6-1! リーグ最終戦は大花火大会でした!!ヨッシャ☆☆☆
と、浮かれてばかりはいられません。この大勝で木村のクビが3年もつながってしまいました(没)これで来年の順位も見えた!ってもんだよ(怒)
若返りはどんなチームでもしなくてはなりません。チームの循環は常に必要で、この季節、どのチームも決断をしなくてはならないのです。
でもです。はっきり言います。木村は元フロントの人間です。
岡田から水沼、早野、桑原…水沼さんはピンチヒッターだったものの選手への評判も上々だったと聞きますが、それをNO!と言った前社長及び現社長、フロント幹部。その元で強化を担当してきた人たちが呼んだのが早野…信頼度も散々だったわけです。あげくの果てに「チーム若返り」という世間体のいい言葉と、資金不足という相反する現実の中で07年度は最悪な船出、最悪な結果で実りの少ない(いや、なかった?)シーズンとなってしまいました。
そして桑原登場。磐田での実績には「優勝」の文字がありますが、この方も「中継ぎ」タイプで結果を出して来た人。 期待と不安は半々。でも前年があまりに悪すぎたためにキラ星に見えてしまったのですね…まぁ、よくよく考えれば3000万ぽっちで監督を引き受けてくれた人の後釜です。桑原さんもそれに近い低額で雇われた監督だったというわけです。
とまぁ、長々書いてみましたがこれだけの失敗を重ねてきたフロントの頭が「S級ライセンス」を持ってる人、ってだけの理由で就任してしまったわけです。「降格圏脱出、勝つこと」最後の3試合でこの命題をなんとかクリアしたわけですが、振り返ってみれば去年より順位も下げ勝ち点はわずか50。今年は上位、下位と大混戦だったのにやってはいけない下位争いに熱くなったわけですから、この人にこそ「NO!」と言わなくてはならないのではないでしょうか?
とある新聞記事に書いてあることに目が釘付けになりました。
「私が引き受けなければチームが(フロントが?会社が?)困ってしまうので…」
これはどういうことでしょう?あなた以外、こんなちっぽけな金額で引き受けてくれる人がいないんでよろしく!ってことかい?!
と、私は解釈しましたけど。そもそも、GMやってた監督経験のない人に任せて、シーズン始めに「3年後(今シーズンから数えて)に優勝します!」って寂しい(現実)発言されて。
だぁぁぁぁぁ!!!もぉなんだかなぁ!!!(怒)おっ!勝負に出たな!って思わせる動きが全く見えないこの2年半。いつまでこのなし崩し体勢で行くのだろうか?
断言しておくけど、例え天皇杯で結果を出したとしてもそれは一瞬の出来事にすぎない。去年だって、最後の方で連勝したらゴール裏の一部では「早野に謝罪しにいこう」という動きがあった。でもあのまま「最後のまやかし」で早野続投なんてことがあったら誰も納得しなかったのではないか?
やってみなきゃわからない。そういう人もいると思う。まだ海の物とも山の物ともいえない状況でこうしたことを書くことは時期尚早だとは思う。でも来年への期待感の半分は「木村続投3年」という形ではなしに等しい。
だけど、天皇杯はもらう!!!(大断言)
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